病院からの大事な連絡を待っている時、あるいは親戚や仕事先へ電話をかけようと受話器を耳に当てた瞬間――「ツーー」という通常の発信音が一切せず、完全な無音(またはプープープーという話中音)になっていて青ざめる。
スマホから自宅の固定電話に電話をかけてみると、「おかけになった電話番号は現在使われておりません」や「通信機器の電源が入っていないか…」という冷たいアナウンスが流れ、呼び出し音すら鳴らない。
昔のアナログ電話と違い、現代の「光電話(ひかり電話)」は精密なネットワーク機器(ホームゲートウェイ・ONU)を介して通信しているため、ちょっとした機器の不整合や熱暴走で突然通話がシャットアウトされてしまいます。
電話機が繋がっている黒または白の機器(ホームゲートウェイ / ONU)の前面パネルに並ぶLEDランプを見るだけで、どこで障害が起きているかを瞬時に特定できます。
| ランプ名 | 正常時の状態 | 異常時の状態 | 原因とトラブル箇所 |
|---|---|---|---|
| 電源 | 緑点灯 | 消灯 / 赤点灯 | 電源プラグ抜け、ACアダプタ故障、または機器本体の内部故障。 |
| 光回線 / 光通信 | 緑点灯 | 点滅 / 消灯 | 電柱からの光ファイバー断線、または局舎側の大規模回線障害。 |
| 認証 | 緑点灯 | 消灯 | 契約情報が機器に正しく認証されていない状態。 |
| ひかり電話 / 電話 | 緑点灯 | 消灯 / 赤点灯 | VoIPサーバーとの通信切断。電話サービス自体が停止中。 |
| 電話1 / 電話2 | 通話時のみ点灯 | 受話器を置いても点滅 | 電話線のモジュラーケーブル接触不良、または電話機側の故障。 |
機器トラブルの90%以上は、内部メモリの一時的なエラーやIPアドレスの取得失敗によるものです。しかし、「電源を切る順番・入れる順番」を間違えると絶対に治りません。
機器のランプがすべて正常に緑点灯しているのに電話が通じない場合、疑うべきは「モジュラーケーブル(電話機とHGWを繋ぐ細い線)」です。
再起動を試しても「電源ランプが赤点灯」「ひかり電話ランプがどうしても点かない」場合、ホームゲートウェイ内部のメイン基板が寿命(耐用年数5〜7年)を迎えています。
レンタル機器の自然故障であれば、NTTや回線事業者のサポートセンターに連絡すれば「完全無償で新品機器へ即日交換」してもらえます。「落雷や水濡れではなく自然にランプが消灯した」と伝えることで、翌日には交換機器が届きます。
光電話の設定や機器トラブルも手厚くサポート。古い設備の刷新から料金の見直しまで、専門スタッフが迅速に対応します。
昔のアナログ黒電話は、NTT局舎から電線を通じて微弱な電気が給電されていたため「停電しても電話だけは使えた」のですが、光電話は自宅のコンセントから電力を得てルーターを動かしているため、停電した瞬間に通話が完全に途絶します。
台風や地震などの災害時に119番や110番への緊急通報ができなくなる命に関わるリスクを防ぐため、家庭用小型ポータブル電源や無停電電源装置(UPS)をルーターに接続しておくことが、防災士からも強く推奨されています。
京都を拠点に不用品回収・遺品整理・空き家対策・生活インフラ支援を展開。現場の第一線で培った実務ノウハウと正確な法令・税制データに基づき、暮らしの不安を解消する実践的ガイドを発信しています。